おみくじの順位に意味はあるの?お正月の儀式として楽しもう

神社やお寺を参拝した際に、「せっかくだから、おみくじを引こうかな」と、おみくじを引く機会がありますよね?

多くの人は「お正月の初詣」でおみくじを引くことが多いのではないでしょうか?

大吉が出れば大喜びですけど、

  • おみくじを引いた結果「中吉」と出たら…
  • 一緒に引いた人は「吉」と出たら…

喜んでいいのか、なんだか微妙な気持ちになりますよね。

おみくじの結果とはどんな順番なの?と疑問がわきます。

この記事では、

  • おみくじは結局どういう順番で運気がいいの?
  • おみくじに書かれている内容って大事なの?
  • 大凶だったらどうしよう?

という疑問に答える内容をまとめています。

この記事を読むことで、おみくじの意味に詳しくなることでしょう。

初詣に一緒に行った人とおみくじを引いた時、ちょっと自慢できるだけの知識が身につきますよ!


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少しボリュームがありますが、お気に入りやブックマークに追加しておいて、ぜひ、神社参りの友にしてみてください。


では、本題に入りますね。

おみくじの順位は?

神社やお寺に行くと、おみくじを引く人と引かない人がいます。

おみくじは何を目的に引かれているのでしょうか?

初詣でおみくじを引くことを例にとると、「この一年の運勢」を占う気持ちで引きますよね。

受験とか就職とかが控えていたり、何かに悩んでいるときにも、「この先の自分はどうしたらいいか」を知るために引くわけです。

手軽にできる占いの一種みたいなものですかね。

何が出るかを楽しみに、ちょっとゲーム感覚でもされているのではないでしょうか?

実際、私自身もおみくじを引いて大吉が出れば、「やったー」と思うし、が出れば凹みます。

では、それ以外が出た時はどうでしょう???

「微妙・・・」な感じになりませんか?

「吉よりは中吉がいいんだ」とか、「末吉よりは小吉がいいんだ」とか、意見は様々です。

調べたところによると、意見が様々になるのは仕方がないことがわかりました。

それは、「お寺や神社によって、見解がバラバラ」だからです。

それでも基本的な順位のパターンというのはあるようで、次に紹介するのがその基本パターンです。

1大吉

2吉

3中吉

4小吉

5末吉

6凶

これが基本の順位パターンとして紹介されています。

そこに、それぞれの神社やお寺が、順位を変えたり、パターンを増やしたりしているようです。

吉、中吉、小吉の順位が変わったり、大凶、小凶などが加わったり、ということもあるようです。

この順位、意味あるのでしょうか?

おみくじの順位に意味はあるの?

先ほどお伝えしたように、基本となる順位の形はあるようですけど、「各神社仏閣に任せる」みたいな形になっています。

「正しい型」が存在して、その他は亜流なのかと思い、公式情報を探してみました。

一般的に「おみくじ」は、個人の運勢や吉凶を占うために用いられているわけですが、種類もいろいろとあり、神社ごとに工夫も窺うことができます。その内容には吉や凶、または大吉・中吉・小吉・末吉という吉凶判断、金運や恋愛、失せ物、旅行、待ち人、健康など生活全般に亙る記述を見ることができます。
<神社本庁HPより>

神社本庁というのは全国8万の神社を統括する組織です

その組織が「種類もいろいろあって」、と表現しているわけですので、特に基準はないようですね。

基準がないもので順位を決めるなんてできるのでしょうか??

論理的解釈大好きな私からすると、「それはおかしいんじゃない?」と思うわけです。

おみくじの順位に意味がないとは言い切れませんが、吉、末吉の取り扱いを含めて、各神社によって見解が違うことを考えると、あまり吉とか凶とかというのは気にしなくて良さそうですね。

吉とか凶の順位ではなく、おみくじに書かれている他の内容の方に大事なことが書かれている気がします。

そもそも物事のいい悪いに正確な順位はつけられない

そもそも、自分の身に起きたことを「いい」とか「悪い」と判断するのは誰でしょう?

自分自身ですよね?

そして、自分の身に起きたことは、自分の解釈次第で「良い→悪い」にも「悪い→良い」にも変化するものです。

例えば、あなたが引いたおみくじが「凶」だったとします。

その後、あなたは恋人と別れたとします。

悪い出来事のように感じますね。

「そういえば、おみくじも凶だった。。。」

なんていうふうに感じるでしょうね。

ところが、その人と別れたおかげでベストパートナーに出会えました。

前の恋人との別れは「凶」なことでしょうか?

「別れてよかった~」となりますよね。

物事の「良い」とか「悪い」の判断はそれぐらい変化するものです。

それに加えて、自分以外の人に出来事を順位づけされるっていうのが、何だか腑に落ちませんよね。

おみくじって、何が始まりなのでしょう?

その起源を探ってみます。

おみくじの歴史と由来

ここで、何気なく引いているおみくじについて、その由来をみてみましょう。

おみくじは大昔、国の政治などの重要なことや、後継者を決定する際に使われていたと言われています。

現在の我々が利用しているおみくじとは、ことの重大さが違いますね。。。

映画とかでも先住民の長老が吉凶を占っているシーンがあったりしますが、おみくじもかつてはそういう位置づけだったのですね。

今では、ずいぶんライトなものになりました(笑

鎌倉時代から、戦や政治の意思決定に用いられていたようですが、一般人にも広まっていったのが江戸時代と言われます。

おみくじの原型は「元三大師百籤(くじ)」と言われ、天台宗の僧侶が100の漢詩によって吉凶を表現したものだという説があります。

私は神社でしかおみくじを引いたことがないので知らなかったのですが、お寺のおみくじは漢詩が、神社のおみくじは和歌が吉凶の順位と共に載っているようです。

話し合いで決着がつかない時などに、最後はくじ引きで決めるような時もありますね。

「くじ」自体は民主的な解決の手段としても、使われてきました。

現代は、何か意思決定をする際には「データ」が重要視されますけど、大昔はくじがその役目を担っていたのでしょう。

おみくじにも作法があったようですが、時代の移り変わりとともに、今のようなカジュアルな形式になっています。

それでも神様や仏様からメッセージを授かるという意味で、「感謝」の気持ちを忘れないように引きましょう。

そういえば、漢詩や順位以外にも、おみくじには書かれていますよね?

何が書かれているのか見ていきましょう。

おみくじに書かれている内容

先ほども引用しました神社本庁の文章に「一般的に「おみくじ」は、個人の運勢や吉凶を占うために用いられている」という部分がありました。

しかし、吉凶の順位にあまり重点を置かれていないことは先ほども触れました。

そうなるとおみくじにおける重要な情報というのは「吉凶以外の書かれている内容」にあると言えるわけですね。

それこそが「個別の運勢」を占った結果ですので。

学問、恋愛、商売のように、あなたの人生に関係するイベントについての未来が書かれています。

漢字を見れば、現代的な解釈でもわかりやすいものもありますが、そうでないものもいくつかありますので、代表的なものを紹介します。

争奪・争い事

他人と対立することを指します。
けんかや訴訟もそうですし、ビジネス面での競争なども当てはまるでしょうね。

相場

株式相場とかのことですね。
投資の判断に対するヒントが書かれているかもしれません。

抱え人

もともとは使用人の意味だったそうです。
現代風にいうなら、社員とか部下という感じでしょうかね。
経営者の方、管理職の方は要チェックです。

走り人

いなくなった人。
失踪した人。
あなたの前から姿を消した人の行方が気になるのであれば、ここをチェックですね。

造作、土木

家を建てたりリフォームしたりする事。
オフィスのことも含まれますかね。
時期について書かれていたとしても、お金の都合上仕方ない時もありそうな気もします。。。

待ち人

あなたを良い方向に導いてくれる人のこと。
好きな人という意味だけではないですね。
仕事上の相手かもしれないですし、友達かもしれませんし、先生かもしれません。
きっかけとかタイミングとかが書かれていると思うので、出会いを見逃さないようにしたいですね!


関連記事:
おみくじの待ち人はどんな意味?おみくじで開運する方法

こうやって見てみると、やはり順位結果よりも書かれている内容が重要な感じがして来ました。

ここまで整理できたので、おみくじの活用方法について掘り下げましょう。

あくまで文化を楽しむ『儀式』だと考えよう

古来より、何かの意思決定に困った時に「くじ」は使われてきました

多少、意味合いは変化してきているとしても日本人である我々には、しっかりと根付いた文化になっていると思います。

おみくじがカジュアルになってきているとはいえ、神様や仏様からメッセージを授かるわけです。

それなりにマナーを守って、「儀式の一つ」という態度でおみくじを引くことによって、あなたにとってのおみくじの意味がグレードアップするはずです。

神社やお寺ではちゃんと手水舎で手と口を清めて、本殿へご挨拶して、悩みや気になっていることを思い浮かべながらおみくじを引いてみましょう。

神様(あなたの潜在意識とも言える)は、明確な願いには明確なメッセージを返してくれるといいます


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潜在意識で引き寄せる?まずは引き寄せの法則の真実を理解すること

ガラポン抽選会の1等を狙うようなつもりで、おみくじを引くことがないように、「儀式の一つ」として日本文化を楽しみましょう。

オススメのおみくじの楽しみ方

さて、おみくじの内容に「期限」ってあるのでしょうか?

星占いなどでは、「上半期の運勢」とか「今月の運勢」のように鑑定結果の有効期間が表記されていることがあります。

おみくじはどうなのでしょうか?

適用の期限は明確に決められてはいないようです。

つまり、「自分次第」ということですね。

神社における作法というものはあっても、おみくじの解釈にルールはないようです。

そこで、おみくじを使った人生設計をお勧めします。

おみくじの結果から今年のテーマを決めてみる

初詣に行って、一年の運気を占う意味でおみくじを引くパターンが多いですよね?

おみくじを利用して、一年間の心の持ちようを決めてみてはどうでしょう?

大吉がでたら、「今年は運気がいいみたい!いろんなことにチャレンジしよう。」とか「大吉が出たけど、浮かれすぎずに気を引き締めて一年間を過ごそう。」といった感じで。

凶が出たら、「今年はおとなしくしていよう…。」とか「今はイケてないけど、むしろここから上がるだけだし、がんばろう。」といった感じで。

おみくじの結果から、一年のおおまかな印象を決めて過ごしてみると、充実した年になるのではないでしょうか?

おみくじの結果から今年の目標を考えてみる

おみくじには、細かく日常生活のことも書かれています。

その内容として、学業のことや恋愛のことやビジネスのことについて触れられています。

それぞれの項目で「よろし」とか「凶向吉」とか「障りあり」などの評価を交えて書かれていますよね。

おみくじは占いのようなものなので、「神様からのメッセージ」として受け取ると良いでしょう。

スピリチュアル的には神様とはあなたの潜在意識であると捉えるので、「あなたの無意識からのメッセージ」として読み取ってみてください。

そこからは、あなたが本当に願っていること、人生の目標とすべきことが見つかるかもしれません。


せっかくなので、今年の抱負をこの機会にしっかり考えてみるのもいいですね。

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新年の抱負の決め方をミスって1年を台無しにしないために

おみくじの結果から今年の動き方を考えてみる

  • 仕事を変えようかな・・・
  • 引っ越しをしようかな・・・
  • 家を建てようかな・・・
  • 家を買おうかな・・・
  • 海外に旅行へ行こうかな・・・

何があってもやる、行く、と決めていることであれば関係ないですけど、上に書いたように「どうしよう・・・」と迷っている時は、おみくじに従ってみるのもいいかもしれませんね。

おみくじに否定的な書き方がされていたのを見た時に、素直に受け入れる気持ちがあればやめればいいと思います。

そうではなくて、否定的な内容をみた時に「まさかぁ、信じられないな」という気持ちがあるのなら、それは「本当にやりたい、行きたい」ことなのかもしれません。

おみくじのメッセージを利用して、自分の気持ちを測るというちょっと変わった使い方もアリだと思います。

おみくじの結果から人との付き合い方を考えてみる

おみくじには、待ち人、抱え人、走り人などの「人」に関する内容も書かれています。

そこには、タイミングや出会い方やその意味などが書かれています。

縁を切った方が良い付き合いもあれば、あなたを助けてくれる存在との出会いがあるかもしれません。


参考記事:
おみくじの待ち人はどんな意味?おみくじで開運する方法

おみくじによって、おおよその心の準備ができていれば、そのタイミングが来た時に「理性的に」判断できるようになるはずです。

私たちは往往にして、何かの出来事の真っ只中にいると、判断を誤ります。

適切な判断を理性的に行うには「心の余裕」が必要です。

おみくじであらかじめ知っておくと、その余裕が生まれますよね。

いざという時の備えとしておみくじを利用すると、あなたにとってのご縁を間違えないで済むかもしれません。

どんな結果が出たとしても、それを念頭に運気を上げよう

大吉が当たりで、大凶が外れ。

そんな感覚を持っているのでは?と疑いたくなる声が、初詣の神社では聞こえてきます。

そうではないですよね。

「くじ」というものには、確かに「当たり」や「はずれ」があります。

「1等賞、2等賞、3等賞…」といった具合に順位もあります。

おみくじは、それらとはちょっと違う見方をしてほしいなと思います。

神社によって、大吉や凶の出る確率を決めているところもありますので、たしかに大吉を引くことは「少ない確率」のものを引いたという結果を意味します

しかし、その希少さを引いたことで「喜び、浮かれる」と、人生における大事な判断を誤ることもあります

大切なのはおみくじの順位の結果ではなく、書かれている内容であることをお伝えしました。

引いた結果が大吉でも、内容の方で厳しめのことが書いてある場合もありますし、その逆もあります。

たとえ「凶」という結果を引いたとしても、その内容を受け止め、慎重に人生を過ごすことで「運気」を引き寄せることが可能になります。

運は自分の認識によって、いかようにでも書き換えることができるのです。

おみくじの結果に一喜一憂せず、日々の行動の指針にして、これから自分の身に起こるであろうことに対して準備をするよう心がけましょう。

どんなことが起きても、準備ができていれば、大きな判断ミス(選択ミス)を避けることができます。


おみくじを引くことをきっかけに、そこを『人生の転機』に変えてしまおう、という意識で気分新たに臨むこともオススメです。


参考記事:
転機の意味とは?人生のステージが変わる幸運のチャンス


参考記事:
人生の転機の意味とは?スピリチュアル的に解き明かす


参考記事:
『運気を上げる』を科学する!スピをこじらせてしまわないために


参考記事:
運気を上げる方法7選と、運気が下がる原因を考察してみた

ぜひ、おみくじを活用して、人生を楽しみましょう!

この記事のまとめ

この記事のまとめ

お正月の行事の一環として、よくおこなわれるおみくじの意味についてまとめました。

「一年の運試し」の意味合いで引く人は多いと思います。

ただ引くだけだと、その力を生かしきれません。

おみくじを最大限に活用していただくため、ポイントを整理しましたので、一緒にご確認ください。

・吉や凶といったおみくじの結果は、一応の基本パターンはあるが、神社や寺によってその順位は様々で統一された順位とはなっていない。

・もともとは国の重要な意思決定や後継者の決定、民主主義の解決の方法などに使われていた。

・適当に引くのではなく、「確認したいことを明確にして引く」、「参拝の後に引く」、「神様へ感謝する」などの作法を忘れない。

・おみくじの順位ではなく書かれている内容をよく読んで、自分の生活に生かす。

・おみくじの内容を読み、心の準備をすることで、適切で理性的な判断ができるようにして1年を過ごす。



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