どうも、気功師の齋藤です。
今回の記事では霊視やヒーリングのようないわゆるサイキック能力と呼ばれるものについて意味とトレーニング方法について解説していきたいと思います。
また、僕が気功の修行の過程で獲得したサイキック能力があるのでその体験談も紹介したいと思います。
気功の世界では「当たり前」のものがスピリチュアル業界ではサイキック能力として扱われているので、記事を執筆しながら面白いなと思いました。
サイキック能力は誰でも獲得できると思っています。
そのためのトレーニングや方針についてまとめているので、繰り返し読み直しながらトレーニングしてみてください。
【編集長による講義】BGM的に再生しながらこの記事を読むのがオススメです。
霊能力:サイキック、スピリチュアルな能力を開花させ、開発する方法
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また、関連する記事もこちらにまとめておきました。
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サイキックに関する情報を網羅的にまとめた【保存版】の記事になっています。
こちらのページをお気に入りやブックマークに追加して、気になる箇所からじっくり読み込んでみてくださいね。
では、本題に入っていきます。
サイキックの意味とは?
というわけで、まずサイキックの意味を改めて調べてみました。
コトバンクによるとサイキックとは
[名・形動]霊能のある人。超能力者。また、超自然的なさま。「サイキックな現象」
wikipediaによると
霊能力(れいのうりょく, psychic force)、あるいは超能力(ちょうのうりょく)とは、現代の科学では説明不可能な未知の能力の総称である。
霊(霊魂)や魂、生霊、精霊などを感覚したり、霊的な力を行使して、通常の人間ではなし得ないことを行なうとされる。
単に霊能(れいのう)と呼ばれることがある。また、ほぼ同意語として神通力(じんつうりき、じんずうりき)、法力(ほうりき)等が用いられることもある。能力と呼べるほど自在に行使できるほどではないが、受動的に霊的なものを感知する感性は霊感と呼ばれる。
超心理学の研究対象でもある。霊能力を使う者や霊感が発達している者を、霊能者(れいのうしゃ)または、霊能力者(れいのうりょくしゃ)と呼ぶことがある。
と書かれています。
基本的には霊的なものを感じ取る力、霊的な力で何かに作用する力をサイキック能力、霊能力と呼ぶわけですね。
また、サイキック能力は五感ごとに個別に名前が付いています。
ちなみに僕自身は霊的なものが物理的に存在するのではなく、あくまでもその人の内部表現(心の世界)の産物だと考えています。
心の世界・情報空間を五感で捉えている状態がいわゆるサイキック能力だと考える認知科学ベースの観点でこういった能力を捉えています。
クレアボヤンス(視覚)
いわゆる霊視と呼ばれるもので、オーラや霊的なものが見える、ビジョンが見えるような能力です。
霊的なものが見えるだけでなく、透視能力も含まれることもあるようです。
人によっては目を閉じたときにビジョンのようなものが見えるパターンや、目を開けていて肉眼的にものを捉えていても同時にオーラが見える人など見え方は様々あるようです。
ちなみに僕は気功の施術をしているときはクライアントのオーラが見えます。
また、女性と話していてその人の機嫌がいいときは、その人の頭の上に黄色いオーラの玉が見えることがあります。
また、真言密教の修行を自分なりにやっていたときに不動明王のビジョンが見えたこともあります。
自分の界隈の気功仲間と話していると、こういったコトはよくあるのであまりサイキックという自覚はなかったのですが、客観的に考えてみるとそれなりにサイキック度が高いなと自分で思いました。
クレアオーディエンス(聴覚)
こちらは霊的なものを聴覚で認識する能力です。
いわゆるチャネリング能力のように会話に近い形で認識することもあれば、瞑想中などに耳鳴りが聞こえるということもあるようです。
物理的な音がなっていないのに、特定の音が聞こえる、自分の名前を呼ばれるといった感覚がある。また、霊的なものと会話するといった感じですね。
僕は瞑想をしているときや抽象思考をしているときに高めの音でキーンとするような耳鳴りを感じるコトはよくあります。
また、意図的にそれをいつも鳴らしておくことも出来ます。
僕自身はなんとなくチャネリングというものが胡散臭く感じていたのでやったことはありませんが、何かを選択するときに「ゴールに呼ばれてる感じがする」という理由で決断することがあるので、これも広い意味ではクレアオーディエンスかもしれません。
サイコメトリー(触覚)
こちらは霊的なものを体感的に感じ取る能力ですね。
また、物に残る残留思念を読み取る能力をサイコメトリーと呼ぶことが多いようです。
昔、サイコメトラーEIJIという漫画がドラマ化されたので、30〜40代の方でサイコメトラーという言葉を聞いたことがある人は多いと思います。
ちなみに気功の世界では物に特定の気(情報)を込めて人にポジティブな影響を与える技術があるので、これも一種のサイコメトリーと呼べるかもしれません。
さらに余談ですが、僕は趣味でチェロを演奏しているのですが、お世話になっている楽器店のオーナーは、直前までそのチェロを持ち主が演奏していたかどうかを触って見分けるコトが出来ます。
また、楽器を販売するときに欲しがっている人の顔を見て、どの楽器と相性がいいか判断するので、物から気を読み取るというのはどの世界でも熟練した人ならば無意識に行っているかもしれません。
クレアオルファクション(嗅覚)
こちらは霊的なものを嗅覚で感じ取る能力ですね。
ネットで検索してみるとあまり情報が出てきませんが、気功師やヒーラーで邪気をにおいで感じる人は多いです。
ちなみに僕は邪気(古い情報、循環してない情報)は硫黄系の腐敗臭で感じ取るコトが多いです。簡単に言えばウンコ臭いというコトですね。
これはヒーラー・気功師の中ではかなり一般的な感覚だと思います(笑)
これまた個人的な話で恐縮ですが、僕は距離が離れていてもエフィカシーや抽象度の高い人は「いいにおい」がします。
「におう」という言葉は平安時代では香りに関する意味だけでなく、見目麗しいことや、風景が輝いている意味合いも含めていました。
昔の人は素晴らしいものを視覚だけでなく嗅覚的に捉えていたのではないかと個人的に思っています。
クレアガステーション(味覚)
こちらは霊的なものを味覚で感じる能力ですね。
こちらも嗅覚と同じでネットにはあまり情報はありませんでした。
僕もあまり活用していないのですが、飲み物や食べ物に気を封入すると味が変わるので地味なだけで実は誰もが持っている能力だと僕は思っています。
料理は愛情、という言葉がありますが同じ食材で同じレシピでも人によって味が違うのは物理的な要素だけでなく、人間は情報的な物も味覚で処理しているからだと個人的には思っています。
テレパシー(遠隔会話)
こちらはもっとも有名なサイキック能力だと思います。
物理的なものを使わずに、心と心でダイレクトに意思を伝え合う能力のことですね。
wikipediaにはこのように書かれています。
テレパシー (英: telepathy) は、ある人の心の内容が、言語・表情・身振りなどによらずに、直接に他の人の心に伝達されること[1]で、 超感覚的知覚(ESP) の一種、かつ超能力の一種。 漢字表記では「精神感応」とも[1]。[2][3][4]
「telepathy テレパシー」という用語は、1882年にケンブリッジ大学のフレデリック・ウィリアム・ヘンリー・マイヤース教授によって提案された[5][6]。この用語ができる以前は、思考転写 (thought-transference) と呼ばれていた[7] 。
言語、表情、身振りなどが直接他の人の心に伝達されることとwikipediaに書かれています。
いわゆる遠隔気功や遠隔ヒーリングというもので特定の感情を伝えることが出来るので、遠隔ヒーリングもテレパシーの一種と考えてもいいのかもしれません。
プレコグニション(予知能力)
これはいわゆる予知能力のことで、これから先に起こる出来事を直感的に捉える能力です。
これから先に起こる未来の出来事をビジョンのような形で捉えることが多いようです。
また、嫌な予感がして飛行機をキャンセルしたらその飛行機が事故にあった。
というような「虫の知らせ」もある種の予知能力として含めて良いと思います。
古くから使われていた能力でシャーマンや巫女が未来を占うのもある種の予知能力と考えることが出来ますね。(的中率はわかりませんが)
サイコキネシス(念力)
いわゆる念力、念動力と呼ばれる能力で直接物に触れずに物体に作用する能力のことです。
ユリ・ゲラーが手で触れずにスプーンを曲げるマジックを超能力としてTVやショーで披露したので、スプーン曲げのイメージが強いかもしれません。
ちなみに気功の世界では「雲消し」と呼ばれるテクニックがあります。
これも念(気)の力で物に作用する能力なのでサイコキネシスに含めて良いと思ってます。
ただ、雲消しは個人的には雲はそもそもいつも形を変えるものだと思っているので、偶然の産物が広まってるだけではないかと思ってます。
「雲消し」が事実ならば呪術師やシャーマンが行う「雨乞い」もサイコキネシスに含めることも可能ですね。
テレポーテーション(瞬間移動)
wikipediaによるとこのように書かれています。
瞬間移動(しゅんかんいどう)は、超能力の一種で、物体を離れた空間に転送したり、自分自身が離れた場所に瞬間的に移動したりする現象、及び能力のことである。テレポートもしくはテレポーテーションともいう。念力の一種と考えられている。
また、事実の確認は出来ませんが霊能力を持たない人が、偶然遠くの場所に移動してしまったという話は過去にいくつかあるようです。
1593年にスペイン人の兵士が占領下のフィリピンで宮殿の警護を行っていたときに、居眠りをしていて目が覚めたらメキシコに移動していたということがあったそうです。(詳しくはこちらの記事をご覧ください。)
瞬間移動に関しては僕はチャレンジしたことも目の当たりにしたこともないので半信半疑といった状態です。
瞬間移動に関しては新約聖書で語られていたり、古来から目撃例があるのでもしかしたらトレーニングしたら自分で自在に引き起こせるのかもしれません。
ヒーリング(治癒能力)
ヒーリングに関しては以前記事にしたので、詳しくはこちらを見ていただけたらと思います。
関連記事:
ヒーリングとは?『癒し』に関する注意点をプロの気功師が解説してみた
また、wikipediaにはこのように書かれています。
ヒーリング(healing)は、治療する・癒す・回復する、と訳される。動詞形はヒール。日本では特にヒーリングというと、手当て療法、エネルギー療法、霊能力による治療を指すことが多い。
さて、ヒーリングということで気功師の僕はこれを本業の一つにしているのですが、カラクリをシンプルに言えば人間の体は脳が「治った!」と錯覚すると体の不調が改善するものなので、非言語で「治った!」と錯覚させるテクニックだと考えています。
ちなみに僕は体の不調を改善するタイプの気功ではなく、若返る・小顔になる・鼻を高くするといった「美容気功」が得意です。
細かい原理は省いてシンプルにまとめると、セルフイメージが変わるとそれが見た目にも現れるということです。
霊的な能力というよりは、どちらかといえば心理学や認知科学の延長線上にヒーリングはあると僕自身は考えています。
また、気功やヒーリングに関しては、僕と同窓で学んだこともある【スピこじ】編集長も解説しているので、こちらも参考にしてみてください。
この辺りは、理論的なことも押さえておいた方が、効果も得られやすくなっています。
そもそも五感というくくりがざっくりしすぎ
認知科学に基づく気功師の立場としては、霊的なものを感じる能力は「共感覚」だと考えています。
普通の共感覚は音楽を聴いたときに光が見える(聴覚と視覚の共感覚)、距離が離れていても物の感触がわかる(視覚と触覚の共感覚)といった五感と五感が重なっている状態です。
それに対して情報的なもの(感情や思考)を五感で感じ取ったものがいわゆるサイキック能力だと考えています。
例えばオーラが見えるというのは、その人の感情や思考といった情報を視覚に変換して読み取っているという解釈です。
もともと五感は曖昧なもので、比較的簡単に混線してしまいます。
また、日本はもともと共感覚的な言葉遣いが多く、情報を体で感じる言葉が沢山ある。いわゆる「気」に関する言葉がそれに当たります。
「気配」「色気」「怒気」「空気を読む」など気にまつわる言葉が多く、非言語情報に対して親和性が高い文化と言えます。
トレーニングすればできそうなものも
改めてサイキック能力について調べてみると、五感にまつわるものは全て身につけていました。
僕自身はもともと霊感のようなものが鋭い訳ではなかったのですが、今考えてみると人を見たときに「におい」で判断することは子供の頃からあったので共感覚の素養自体はあったようです。
五感に関するものは嗅覚以外は全て後天的にトレーニングで身につけたので、人によって得意不得意はあると思いますが、ほとんどの能力をトレーニングで身につけることは可能だと思われます。
証明不能なものは信じすぎないのが吉
トレーニング可能な能力もたくさんあるのですが、目に見えない世界の話でもあるので証明不可能なものもあります。
そういったものを真に受けすぎると時間やお金を無駄にしてしまうかもしれません。
サイコキネシスのようなものは話題になることは多いのですが、再現性のあるトレーニング方法が見つかっていません。
まずはトレーニングしやすい五感にまつわるクレア○○シリーズからトレーニングしてみることをお勧めします。
サイキック能力を高めるトレーニング
サイキック能力(情報と五感の共感覚)は誰でもトレーニング可能ですので、今回の記事でもわかりやすい方法を紹介したいと思います。
これは僕が気功のセミナーで教えている方法で、誰にでも出来る方法です。
毎日5分〜10分ほどのトレーニングで徐々に身についていきますので、ぜひ繰り返し練習してみてください。
目に見えない世界の情報を読み取る
まずは物理空間に臨場感がある状態から、目に見えない世界である情報空間に臨場感を持つ必要があります。
そこで情報空間に臨場感を持ちやすいように体をリラックスさせていきましょう。
お勧めは逆複式呼吸という方法で、息を吐くときに体の力を抜いていく方法です。
まずは自分の体を頭、首、肩、二の腕、前腕、手、胸、腹部、背中、腰、お尻、太もも、膝裏、ふくらはぎ、すね、足の甲、つま先と触って自分の体に対しての意識を高めましょう。
体の力を抜くときに、現代人はそもそも体を見失っているのでまずは触って体に意識を置くことが必要になります。
そうしたら椅子に浅めに腰掛けて息を吐くときに頭から力が抜けていくようにします。
頭頂部からつま先まで順番に呼吸とともに力を抜いていきましょう。
この時点が体が疲れている人は、リラックスすることで日頃の疲れが出て寝てしまうかもしれません。
「眠りそうで寝ない」ような意識をキープ出来ると理想的です。
ちなみにこのような意識状態を「変性意識」と呼びます。
変性意識についても、こちらで【スピこじ】編集長も解説しているので参考にしてみてください。
変性意識が深い状態は、目に見えない情報やイメージの世界に臨場感が高まっている状態です。
変性意識が深くなったら、目を軽く閉じてそのまま目を上に向けてまぶたの裏側や額に意識が行くようにしてください。
目を閉じてもよく観察してみると、まぶたの裏側に様々な光が滲んでいて、しかも光が動いていることがわかると思います。
そうしたら、その光の輪郭をぼんやりと眺めてみましょう。
次第に眺めていると額に意識が集まって、モゾモゾとした感覚が生まれてきます。
また、そのモゾモゾとした集中感が高まるとパチッと光が強くなったり、光の明るさが強くなっていきます。
今、自分がいる部屋の明るさは変わっていないのに目の前の光が強くなる・動くということはそれは物理的ではなく共感覚で光を捉えていることになります。
慣れてくると「もう少し眩しく」「もう少し光を集める」と思うことで光の強さをコントロール出来るようになります。
慣れてきたら太陽光を超えるくらい強く出来るので、ぜひチャレンジしてみてください。
共感覚は一つ発達すると、他の感覚も共感覚化していきます。
この基礎トレーニングを繰り返して、他の共感覚も強くしてください。
ちなみに変性意識が深い状態だとビジョンや自分が無意識に恐れているものが見えたりしますが、そのときは落ち着いて目を開けてみてください。
ビジョンや恐怖はあくまでも自分が情報空間で作り出した幻ですから、それにとらわれずに観察だけを続けていきましょう。
変性意識に深く入ると、最初はその「深さ」に慣れずに怖く思うこともありますが、次第に慣れていきますのでゆっくりと深めて行ってください。
自分の中で科学しないと再現性が生まれない
人間の能力についてはまだまだ解明できてない部分が沢山あります。
サイキック能力の全てが嘘やオカルトだと断定することも科学的ではありませんが、頭から神秘を信じてしまうことも賢いとは言えません。
一見不思議に見える能力を科学的な視点で分析、検証することで再現性やトレーニングの糸口が見つかります。
サイキック能力という表面上の現象に囚われるのではなく、根本的なロジックを理解してトレーニングするようにしてみましょう。
使いこなせて役立つものをトレーニングしよう
サイキック能力はあると便利です。
頭(言語・左脳的な情報処理)だけでなく身体(感覚・右脳的な情報処理)が出来るようになると情報処理速度が高まるので、物事の理解力が高まります。
またダンスや音楽、武術のような身体を使うものの上達も早くなります。
ただし、間違ったトレーニング方法や誤った指導者に教わると心身にダメージを負うリスクもあります。
能力を身につけたい場合は社会性のあるまともな先生に教わることをオススメします。
この記事のまとめ
それではこの記事のまとめに入りたいと思います。
・サイキック能力は共感覚トレーニングで手に入る
・トレーニング方法が確立しているものから習得していくと良い
・自分の中で科学的に考えて、再現性を高めていく
サイキック能力というと特別な才能が必要なもの、選ばれた人が手にする能力というイメージがありますが、すでに科学のメスが入っていて誰でも習得可能になっているものが多いです。
サイキックへの憧れが強すぎると、物事の本質を見失いがちです。
サイキック能力を手に入れたいのであれば、「憧れ」から卒業して現実的なトレーニングを繰り返していきましょう!
トレーニングで能力開発を行って、手に入れた力で人の役に立つ人が増えたら嬉しいなと僕は思っています。
どんどんトレーニングに励んで、能力を世の中に還元していきましょう!
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
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