「なぜ生きているのだろう?」
そんな風に、人生の目的、生きる意味について考えたことがありますでしょうか?
人生の中で大きな出来事を経験すると、何のために生きるのか、どう生きていけばいいのか、そんな悩みと向き合う時間がありますよね。
また、自分自身に無力感を感じている時にも、そういう疑問を抱いたりします。
この記事の中で、
- 人生の目的の意味
- 目的や目標を持つべき理由
- 目的の見つけ方
について解説しました。
私の経験を交えて目的につながる具体的な方法もまとめました。
この記事を読んで具体的な行動に移すことで、生きる意味や目標が見つからない、と悩んでいる人も方向性が開けると思います。
ぜひ、参考にされてください。
また、この記事と関連のあるテーマの記事を併せてご紹介致します。
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他にも、記事の途中で「理解の手助けとなる」参考記事のリンクを貼っています。
そちらもぜひお読みください。
この記事はかなりのボリュームになっています。
一度に読み進めるのが難しい場合は、ブックマーク登録をされたり、メモを取りながら繰り返しお読みください。
その行動は理解を深めることにつながります。
それでは本題に移りましょう!
人生の目的は何ですか?
「あなたの人生の目的は何ですか?」
と質問されて、即座に答えられるでしょうか?
すぐに答えられる人は、これまでの人生の中で一度でも「なぜ生きているのだろう?」とか「このままでいいのだろうか?」などの疑問と向き合ったことがあるのではないでしょうか?
人生の目的について疑問に思ったとしても、その答えにたどり着けなかったかもしれません。
また、「人生の目的」を特別意識しないまま生きている人がいても、別に不思議なことではありません。
人生の目的について意識しないまま生きている時は、人生が充実している場合もあるからです。
人生の目的について疑問に思ったことがあるのに、それが見つからないと人は悩み、不安になっていきます。
まずは「人生の目的とは何なのか」について整理してみましょう。
人生の目的とはゴールのこと
例えば、あなたに「読みたい本」があると想像してみてください。
あなたはその本を手に入れて読むために、本屋に行く選択をします。
1)読みたい本がある
2)本を手に入れる(読む)ために
3)本屋に行く
この場合、2)本を手に入れる、が目的になります。
1)は願望、3)は行動(選択)と言えます。
行動には目的と願望がセットになっているのがお分かりいただけますね。
目的がないと、行動の選択につながりません。
目的とは「たどり着きたい(手に入れたい)ゴール」なのです。
そのため、「目的がはっきりすると行動につながる」とも言えます。
目的についての説明は、こちらの記事がまとまっていてわかりやすいので、参考にされてください。
関連記事:
目的とは何か?何をやるにおいても最重要なのが目的である
人生の目的とは、人生を通して最終的にたどり着きたい、または手に入れたい状態を指すと言えます。
ところで、目的に似た言葉で、目標があります。
目的と目標は何が違うのでしょう?
目的と目標は違う?
目的が最終的にたどり着きたいゴールだとしたら、目標はそこまでの通過点です。
陸上競技のハードルを思い描いてみてください。
ゴールに向かってハードルが並べられていて、それを飛び越えて行くと、ゴールにたどり着きますね。(競技のルールの解釈とは違いますけどね。見た目のイメージです。)
目標を達成していくと、ゴールに到達する(近づく)イメージを描いていただけましたでしょうか?
目的と目標についてはそういう関係になっています。
詳しくは、こちらの記事が参考になりますので、ぜひ読んでみてください。
関連記事:
目的と目標の違いとは?目標はあるけど目的がない人は成功できない
かつて目的だと思い込んでいたものが、自分の置かれた状況が変化すると「実は目標だった」ことに気づく場合もあります。
私は幼いころ、漫画やテレビドラマの影響で「医師になる夢」を抱きました。
その時の私にとって、「医師になる」ことがゴールだったのです。
しかし、高校時代に部活と遊びに集中していたせいか、医学部を受験するだけの学力に到達していない現実に直面しました。
医師になるというゴールを諦めた時に、「何で医師になりたかったのだろう?」と考えるようになったのです。
当時の私にとってのゴールは「病気や怪我を負った人の回復を手助けする」であって、医師になるのは手段の一つに過ぎなかったのです。
ゴールだと思っていた「医師」は、目標でしかなかったことを理解した私は、他の職業で医療に携わる道を探し、それを目標にして、ゴール(目的)の到達に向かうようになりました。
こんな風に目標は、達成したり、変更したりしながら、次の目標が現れます。
しかし、人生におけるゴール、目的は多少の変化はあっても本質的に大きくは変わらないものです。
この関係は宿命と運命の関係にも似ています。
宿命と運命に関する記事はこちらにまとめましたので、参考にされてください。
関連記事:
宿命と運命の意味の違いとは?宿命は初期設定、運命は変えられる
ここまで、目的と目標の違いについて整理できました。
目標とは目的を達成するための通過点です。
では、人生に目的は必要か?という問いに迫ってみたいと思います。
人生に目的は必要?
年末年始や年度替わりになると、「目標設定」の文字をよく目にします。
目標は読んで字のごとく道標(みちしるべ)であるので、行動を選択する際にあったほうがいいものです。
しかし、「目的の明確でない目標」は「目的地が設定されていないのに道案内するカーナビ」みたいなもので、最終的に道に迷ってしまいます。
できることなら、道に迷わない人生がいいですよね・・・
目標を設定しないまま人生を過ごそうとすると、徐々に行動できなくなる場合が多いです。
目標がない人生は、「周囲の言いなり」や「過去の行動パターンをなぞるだけ」の人生になりかねません。
生きて行く中で、「目標を立てる」のは重要な位置付けです。
さらに、その目標は「目的」に向かうものが望ましいのです。
目的から逆算された目標を立てて、途中で修正したり新たに加えたりしながら、目標を達成していった先に、たどり着きたいゴールが現れます。
このサイトの編集長が「ゴールとは何か」を解説している動画をご紹介します。
基本的かつ大事なことを解説されていますので、ぜひご覧になってください。
目的を持たないと、目標達成した後に迷子になってしまいます。
ここまでの内容で、私は「人生に目的は必要だ」とお伝えしています。
しかし、誰しもが人生の目的が明確になっているとは言えないのが現実のようです。
人生の目的が見つからないという声も聞きます。
どうしたら「人生の目的」を見つけられるでしょう?
人生の目的が見つからない
人生の目的が見つからない、と感じていても自分を責めないでください。
「目的が見つからない」と自覚できているのは、目的を探そうとしている証拠です。
目的を発見できていなかったとしても、見つけようとしている時点でポジティブであると、私は思います。
世の中には、目的も目標も設定しようとしない人がいますので。。。
次からは「目的がわからない」の背景について見ていきましょう。
目的を見失う背景
冒頭で例に挙げた、本屋で本を買う話を思い出してみてください。
「本屋に行く」行動には、「本を手に入れる」目的がありました。
(本を手に入れる目的は、もっと深掘りできますが、ここでは気にしないでください)
「本を手に入れる」目的の根っこには「本が読みたい」という願望があった、という例でした。
目的がわからなくなっている時、目的を発見できない時は、「願望」に目を向けてみるといいと思います。
目的を見失っている背景として、自分は何がやりたいのか?がわからなくなっているのかもしれません。
そんな時は、子供の頃に好きだったことや、時間を忘れて夢中になれたことを思い出してみましょう。
それが純粋な願望である場合が多いです。
それでも、願望が見つけられない場合もあります。
私がそうでした。
自分のやりたいことがよくわからない時がありました。自分のことなのに…。
そんな時は「どうしてもやりたくないこと」をリストアップしてみました。
やりたくないことがはっきりしてくると、やりたいことの輪郭がつかめてきます。
そこから「実は好きだったこと」の発見につながっていきますので、ぜひ試してみてください。
人生の目的や意味を問う瞬間
- 人生の目的について、何も考えないまま生活を送っている人。
- 人生の目的と目標を設定して、それに沿った行動が行えている人。
- 人生の目的がみつからずに、悩んでいる人。
様々なタイプの人が存在します。
人生の目的を気にしないまま、ナチュラルに理想のゴールに迎える人もいれば、そうじゃない人もいます。
人生の目的や、人生の意味について、人はどんなタイミングで考えるでしょう?
それは、何か大きな出来事を経験した時ではないでしょうか?
- 大きな失敗
- 病気
- 怪我
- 大切な人との出会いや別れ
- 大事なものを失う
人生の中で何度も経験しないような大きいことを経験したり、繰り返すと「自分の人生の意味」や「人生の目的」について考えるようになると思います。
人生の目的について考えたことがある人は、そういう経験をされているのでしょう。
私自身も、家族の死や、家庭を持ったこと、入院と手術の経験など、大きな出来事を経験するたびに「人生の目的、方向性」について整理していました。
しかし、できることなら大きなイベントなしに人生の目的について気づき、目標を設定していけたらいいのではないか、と感じています。
大きなイベントは、ストレスですし、良くも悪くもエネルギーを消費しますものね。
ですから、普段の何気ない生活の中で「自分の人生の方向性」をチェックできるといいですね。
日常から自分の願望や行動の履歴をチェックしていると、大きなイベントを待たずに人生の目的に気づきやすくなります。
そうやって人生の目的に気づくと、生きやすくなるのではないかな、と思っています。
次はそれについて例を挙げて考えてみましょう。
人生の目的は例えばこんな時に役にたつ
学校や会社で、目的意識を持ちなさい、と言われた経験はないでしょうか?
人生の~~、と言われるとずいぶん大きな対象になり、イメージしにくいかもしれません。
しかし、実は普段の生活の場面で「目的を持って行動している」ことは多いのではないでしょうか。
目的を持つこと自体は、身近な存在なのですね。
人生の目的を定めて行動できると、どんな場面で違いを生み出せるか見てみましょう。
受験、就活、転職
進学のための受験や、就職先を選んだり、転職先を選ぶ場面を想像してみてください。
どのように選ぶでしょうか?
「合格しそうだから」
「採用されそうだから」
という理由で選ぶ人もいるでしょう。
合格や採用が人生の目的、つまり「人生における自分の願望を叶える最終的なゴール」なのであれば、そういう選び方もアリですね。
しかし、多くの場合、そういう選び方は「自分の願望」と異なる道を進むことになり、人生が辛いものに感じてきます。
自分の願望があって、それを叶える最終的なゴールを描けていると、受験や就活時にどんな選択をしたらいいか迷いはなくなります。
周りに流されることもありません。
目的を達成するための努力も自ら好んでするようになります。
目的が決まっていると、そういうメリットがあります。
人生の転機
進学、就職だけでなく、他にも人生には転機が訪れます。
結婚、離婚、出産、引越し、昇進、倒産、怪我、病気、借金・・・などなど。
転機が訪れると、行動の選択に迫られるわけですが、その際に「自分の人生の目的」を把握していると、迷わずに行動に移せます。
人生の転機については、こちらの記事にまとまっています。ぜひ参考にされてください。
関連記事:
人生の転機の意味とは?スピリチュアル的に解き明かす
自分が望んだ人生を送るためには、最終的なゴールや理想像の設定が重要です。
ゴールが設定できていれば、通過点である目標の設定や、何か選択を迫られるタイミングで自信を持って選び行動できます。
その行動の積み重ねがゴールに向かうと想像できて、その想像にリアリティーが持てるからです。
これは「引き寄せの法則」とも似ている話です。
こちらの記事では、引き寄せの法則を行動レベルで解説しています。参考にされてください。
関連記事:
人事を尽くして天命を待つことが、引き寄せの法則の極意だった
人生の目的とは、「人生でたどり着きたいゴール」です。
目的地を設定するためには、「現在地」を知るのも必要な課題です。
次は少し違う視点から、人生の現在地を見つめてみましょう。
人生の目的をスピリチュアル的に解釈する
目的地は最終ゴール、自分の理想像であることをお伝えしてきました。
ここでは、「人生そのもの」からの視点で現在地を整理してみます。
人生そのものの中に、目的地も現在地も通過地点も含まれるので、全体像を捉えておくことはとても重要です。
何のために生きるのか
さっそく「人生そのもの」について考えてみましょう。
こちらの記事が参考になりますので、一度お読みください。
関連記事:
人生とは何か?スピリチュアル的に言うと魂の修行の過程である
この記事の中で、人生は旅である、と表現されています。
私は、その考えに同意します。
旅行の計画をしている自分を想像してみてください。
行きたい場所、やりたいことがある(願望)
↓
目的地を決める
↓
目的地の場所を調べる
↓
現在地からどのルートで、どの手段で行くかを決める
↓
道具などの準備をする
↓
起こりうるイレギュラーを想定して対処する
このような手順を踏みます。
これはそのまま、人生で行なっていることですね。
旅の過程で経験するあれこれが、人間としての成長を促します。
同時に多くの人や物事との関係性の変化が魂の成長を生みます。
魂とは情報の集合体ですから。
魂についての理解が曖昧な場合はこちらの動画をお勧めします。とても参考になります。
- 何のために生きているのか?
- 人生とは何なのか?
人生は旅であるわけなので、この問いの答えは「どこかにたどり着くために生きている」と言えます。
物理的にどこかの場所に行くという意味ではなく、魂の成長に向かう、という意味です。
人生は魂の成長の旅なのですね。
ミッション
ミッションとは「使命」を意味します。
スピリチュアル的には「人は使命を持って生まれてくる」と表現されます。
人生における私たちの共通の使命は、人生をよりよく生きることじゃないだろうか、と私は思います。
よりよく生きるとは「自らの魂を優れたものにし、他の人の魂を巻き込んで共に優れたものにしていくこと」と、ソクラテスの言葉から解釈しました。
ここまでの内容から言うと、「魂の成長につながる旅の行程表」がそれぞれの使命で、私たちはそれを持って生まれてくると解釈できますね。
魂の成長とは、あなたを取り巻く人や物や情報との関係性を豊かにすることです。
あなたと、あなた以外との関係性の変化に意識を向けるので、自分のことだけ見ていても、他者のことだけを見ていても成長につながりません。
関係性をデザインする話がこちらの動画で解説されています。ぜひご覧下さい。
人生におけるあらゆる経験、出来事を通して、あなたの関係性を豊かにしていくことが魂の成長に繋がっていきます。
さあ、「人生の目的」が見えてきましたね。
魂の成長に向かう選択が、人生の目的のようです。
自分の探し方、見つけ方
全体像である人生そのものと、ゴールである人生の目的が整理できました。
旅を始めるには、現在地がはっきりしないといけませんね。
ゴール(目的)がわかって、地図(人生そのもの)があっても、現在地が分からなければ、道順も準備も明確になりません。
ここでは人生という旅の現在地である「自分自身」の見つけ方について掘り下げてみましょう。
自我と真我
「自分自身」とは何だろう?
この問いは、もしかしたら目的を定めることよりも難しいかもしれません。
「自分自身」は「自分自身」のことに気づけないものですよね。。。
「自分自身」に気づくには、「自分自身」を観察する存在が求められます。
例えば、誰か他の人のことなら「どういうタイプの人か」に気づきやすいですよね。
その人を観察できるから、気づきやすいのです。
自分から離れた観察者としての存在、本当の自分のことを「真我」と呼びます。
それに対して、自分自身だと思ってるその対象を「自我」と呼びます。
人生という地図の中で現在地を指す「自分自身」を知るには、真我と自我の存在を明確にできるといいです。
(言うほど簡単ではありませんが、この後でトレーニング方法についても触れています。)
自我と真我に関しては、【スピこじ】編集長のこれらの記事も参考にしてみてください。
参考記事:
真我=神=宇宙(世界:現実そのもの)という視点と、自我(分離意識)から、悟り(覚醒)を定義する
参考記事:
自我を超える自分 真我とは、意識と五感で認識する世界:現実 網様体賦活系による現実認識=自分
参考記事:
真我への覚醒のプロセス、悟りの境地へと至るプロセスとメカニズム
また、こちらの書籍にもまとまっているのでオススメです。
真我とは観察者としての自分。
では、自我とは何なのでしょう?
こんがらがってきましたね・・・
がんばって整理していきましょう。
習慣に現れる自分自身
「あなたはどんな人ですか?」と聞かれた時に、「私は~~~です」と語る部分を、自分で認識している自分と言えます。
「自分で認識できている自分」は自我の一部です。
この「私は~~~です」の部分をどうやって認識してきたか考えてみましょう。
- 他者に言われた内容。
- 行動の結果に対する自分の記憶。
が作り上げてきています。
自我は自分以外の存在との関係性で生まれたのです。
人に言われたり、経験した記憶だけでなく、「何気なくやっている行動」、「考え方の癖」も自我の一部です。
つまり、行動や認識のパターンのことを「自我」と解釈できるのです。
その意味では「習慣」も自我の一部ですが、自分の習慣は自分では気づけないことも多いですよね。
だから、自我とは自分で気づいている範囲だけを言うものではないことがわかります。
自分自身という現在地の見つけ方とは、観察者の視点(真我)で自分の認識パターン(自我)を分析することなのです。
人生の目的を見つける方法
人生という全体像が把握できて、現在地である自分自身に気づく方法までお伝えしてきました。(長かったですね・・・)
いよいよ、人生の目的を見つける方法について整理してみましょう。
人生の目的、使命を知る
私たちに共通する人生の目的や、使命とは「魂を善くして成長すること」でした。
これは、一言で言えば「幸せになる」と表現されます。
一人一人に背景が異なるので、一人一人の幸せも異なります。
当たり前のようですが、人生の目的は一人一人異なるのです。
他人にはわからないのですね。
あなたの人生の目的は、あなた以外は決められない、と思ってください。
感情を利用する
最終的な到達地、理想とする自分を発見する際に、感情を利用すると効率的です。
多くの人は、怒りや喜びや恐怖といった感情が現れた時、その感情をそのまま受け取ってしまいます。
感情と出来事を結びつけて、いつまでも記憶してしまう場合もありますね(それが執着に化けることもあります)。
何かしらの感情は、現在の方向性を知るヒントになるのです。
「幸せになる」ことが目的ですので、喜びやワクワクする感じが得られるものや出来事に、向かうべきゴールへのヒントが隠れています。
反対に、怒りや恐怖などのネガティブな感情を感じるものや出来事の先にゴールはなさそうですので、それらを感じる時は方向性を見直すタイミングかもしれません。
こういった形で目的地の発見のために感情を分析するのはオススメです。
メタ視点を持つ
感情を得ている存在は自我ですので、感情と一体化してしまっている時には、目的地に気づくことは困難です。
感情を感じている自分から離れて、観察者の立場で自分を見つめる作業が求められます。
それをメタ視点と言います。
メタ視点はトレーニングによって身につけられます。
瞑想はそのトレーニングとして効果的だと言われていますね。
瞑想についてはこちらにまとめられていますので、ぜひ参考にされてください。
関連記事:
瞑想とは?意味と方法、そしてメタ認知の先の世界
関連記事:
瞑想のやり方をミスっていませんか?これだと効果は得られません」
私自身も瞑想をよく行いますが、様々な感情と出来事の組み合わせを経験、記憶していることに気づきます。
瞑想しながらメタ視点で自分を観察していると、「自分の認識パターン」が見えてきます。
- 「物事の構造を理解できると嬉しい」
- 「理解しようとしているときは楽しい」
- 「理解できたことを伝えているときが楽しい」
- 「それが相手に伝わると嬉しい」
というのが私のパターンの一部です。
そうなるように行動を選択していますし、そうじゃない選択をしたときは不快な感情を覚えます。
こうやって得られた「幸せな人生を過ごす方向性」もかなり抽象的ではあります。。。
具体的な形にはなっていないのですよね。
もう少し、具体的にする挑戦をしてみます!
人生の目的を見出し、今を生きる
人生の目的は、自分以外の誰かが知っているわけではありません。
自分自身の深い意識下に隠れているわけでもありません。
どこかに隠れている「人生の目的」という宝物を探したり、見つけるわけではないのです。
人生の目的は探すのではなく、決めるのです。
旅行に行く時に、地図を広げ、目的地を探しますか?
違いますよね。
まず、目的地を決めますよね?
なので最初に行うのは「自分がたどり着きたいゴールや方向性を決める」ことなのです。
目的は過去や未来ではない
目的を決める、理想像を決める、というと未来の姿を想像するかもしれません。
未来は「想像する」ものですし、過去は「思い出す」ものです。
頭を使って、あれこれ考えていると、「今」から離れていってしまいます。
そういう意味で、過去や未来が目的そのものにはならないのです。
過去や未来の情報が役に立たないわけではないので、考えるのが悪いことではないのです。
未来の自分がどう在りたいか、そのための情報収集として過去や未来を活用しましょう。
人生の目的、生きる意味を決めるのは「生きている今の自分」です。
今の自分以外は「自分の人生の目的」を決めることはできません。
ポジティブな感情を感じている自分は「今」にしかいません。
感情を利用して方向性に気づいていくわけなので、「今」から離れていかないほうが気づきやすいですね。
なので「目的を決める」という行為は「今」にしかできないということになります。
考えずに感じよう!ということですね。
人生の意味
人生の意味を「知ろう」とすると「思考」を使います。
考えている時は過去の情報を使ったり、未来の情報を使ったりします。
少なからず「今」からは離れてしまうのです。
「今」から離れてしまうとは、自分から離れてしまうのと同じ意味です。
自分の人生を考えているつもりで、他者の人生を生きてしまいかねないので注意が必要です・・・。
なぜかというと、過去の情報や未来の情報を使って考えている時、その情報には他者の思考が混ざっているからです。
だから考えるのではなく、自分の気持ちを感じ取ろうとしてみましょう。
【スピこじ】編集長による、こちらの記事も参考にしてみてください。
参考記事:
人生の意味は問うものではない 前世やカルマや運命ではなくあなた自身が人生の意味を決める
生きる意味、人生の意味は、自分以外の誰かにはわからないのです。
自分で考えてもわからないかもしれません。
しかし、感じとることで、わからないまま上手く進むことはあります。
極論を言えば、人生の意味を考えなくても、「幸せな気持ちになる選択」を感じ取って続けていくと、望んでいた人生を過ごしていけるでしょう。
人生の目的はただの解釈?
人生の目的を具体的にしていくと、「目標」に変化していくように思います。
私の人生の目的(最終到達地)は、「自由に思考して、自由に判断して生きる」ことです。
これは現在のものでこの先変化するかもしれません。
目的は、気づいた時点で変わっていくものだと思っていますし、自由に変更可能とも思っています。
一度決めたら、貫き通さなければいけないものではないはずです。
ただ、突き詰めていくと、どの人の目的も「幸せに生きる」になってしまうことでしょう。
これでは、抽象的すぎてゴールになりません。
私の生きる目的である「自由な思考と自由な判断」も抽象的ですので、具体化が必要です。
具体化を進めていくと、行動レベルの表現に変わってきます。
私の場合を例にすると「自由に思考するために情報が必要」→「〇〇に関する情報を集めて実行」→「行動したサンプルを記録する」みたいな感じですね。
ちなみに集めたサンプル(考えた記録)をこちらで更新していますので、読んでもらえたら嬉しいです。
「自由を求めて」
https://note.com/yousuke_memo/m/m3d8ab976abe5
具体化を進めると目的が「行動目標」に変わっていることにお気づきでしょうか?
人生の目的というのは「大きな方向性」なのです。
その方向性に沿って具体化していったものが「目標」となり、一つずつクリアしながら生きることになるのです。
自らゴール設定をして主体的に生きる
人生の目的(ゴール)や目標を意識しないでも、日々を楽しく幸せを感じながら生きることができるかもしれません。
しかし、目的や目標を意識せずに生きることは、習慣に支配される人生や他者の言いなりになる人生に繋がりやすいのです。
多くの人はそういった人生で苦しさを感じています。
そして、苦しさから脱却しようと、目的や目標あるいは自分自身を探しにいってしまうのです。
それらは自分の外側にはありません。
誰か、すごい人が言い当ててくれるわけでもありません。
「今」の「自分自身」にあるのです。
子供の頃に夢中になっていたことを思い出してみてください。
そこには「今のあなたの願望」に気づくヒントがあるはずです。
時間を忘れてできることをリストアップしてみてください。
そこには向かいたい方向性のヒントがあるはずです。
自分の人生の目的に正解も不正解もありません。
途中で変わってしまっても心配いりません。
自分にとっての幸せを定義してみましょう。
自分で自由に決めてみましょう。
決めた後は、感情に任せて行動に移してみましょう。
この記事のまとめ
人生の目的や意味について解説してきました。
私自身も生きている意味を見出せず「死なないから生きている」と思いながら過ごしていた時期がありました。
苦しい思いをしていた記憶が残っています。
自分で自分の人生をクリエイトできるんだ、と気づいてからは随分と考え方も変わり、こうして文章で表現するようにもなりました。
この記事が、今、苦しい時間を過ごしている人が前に進むきっかけにしてもらえたら幸いです。
最後に、この記事の内容をまとめます。
一緒に振り返ってみましょう。
・目的とはたどり着きたいゴールのこと。
・目的が最終的にたどり着きたいゴールだとしたら、目標はそこまでの通過点。
・目的から逆算した目標を立てて、途中で修正したり新たに加えたりしながら、目標を達成していった先に、たどり着きたいゴールが現れる。
・人生の目的を見失っている背景として、自分は何がやりたいのか?がわからなくなっていることがある。
・子供の頃に好きだったことや、時間を忘れて夢中になれたことに人生の目的のヒントがある。
・人生の転機を迎えるタイミングに、生きる意味や人生の目的について考える。
・人生の目的が認識できていると、行動や選択で迷わなくなる。
・私たちに共通の人生の目的は「よりよく生きること」。つまり魂を成長させて幸せに生きること。
・それぞれの人が人生の目的を知るためには、自分自身について知ることが大事。
・自分自身を知って、「今」にフォーカスすると方向性が見えてくる。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
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本気で人生を変えたいあなたへ
ここまでお読みいただきありがとうございました。
「願ったことが叶う」といった具合に、宇宙の法則はシンプルな因果関係で説明されているのを聞いたことがあると思います。
そうなのでしょうか?
私は病気や怪我からの回復や、再発の予防という分野で仕事をしていました。
その現場では「そんなにシンプルか?」と感じるような出来事をたくさん経験しています。
勉強していく過程で「体、心、魂」の関係性によって病気や怪我が生まれるのではないか?という考えに至り、スピリチュアル関連の書籍を読み漁っていましたが、どうも納得がいきません。
もともとが理系脳だったためか、スピリチュアル関係の人の言われている文章は理解できても、なんだか腑に落ちないというか、「違うんじゃない?」という感覚でいました。
そうは言っても、肉体と心と魂の関係の探求からは離れることができずに、思考がぐちゃぐちゃな状態でいました。
そんな時、このブログの管理者でもあるサトリさんの情報に触れる機会があり、これまで腑に落ちなかったところが解決できたのです。
サトリさんの解説によって、ずっと「科学的とは対極の世界」と思っていたスピリチュアルは、とっても現実的な在り方で存在して科学で説明できる部分が多いことに気づかせてもらいました。
そのきっかけになったのが、こちらの【サトリ式ビジネス講座】です。
スピリチュアルの考え方を、お金や仕事や実生活に落とし込んで解説されているので、イメージしやすいです。
「スピリチュアルをあちこち学びに行ってもよくわからない」という私のように迷路にはまっている人にとっては、これまで学んだ内容が繋がっていくという経験をすることになると思います。
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この講座を通して、
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【スピコジ ライター】医療関係の教育機関で、管理者、運営者、講師として活動中。10年以上の医療現場での経験から、肉体だけでなくスピリチュアルを考慮した生き方が健康に必要と考えている。「スピリチュアルの論理的解釈」を目標に自由な思考で、情報発信している。自由な思考を持った健康な人がプレーヤーとなって、人生というゲームを楽しめるようになって欲しい!
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