天命を待つこと、天命を知ること。潜在意識の活用の秘訣とは?

天命って何だと思いますか?

「命」がつく言葉ってたくさんありますよね。

「生命」、「運命」、「宿命」、「天命」・・・。

中でも、「天命」に関しては、わかるようなわからないような。

そこでまず最初のステップとして、「天命」の意味からわかりやすくお話していきます。

そして次のステップとして、「人事をつくして天命を待つ」とはどういうことかを解き明かしていきます。

それから最後のステップとして、どのように「天命」を活用すればいいのか、また「天命と神頼みは違う」ということを解説していきます。

今まで「天命」って聞いたことはあったけど、よく意味がわからなかったという方、その活用法を知りたいという方は、必見の内容です!

また、関連した内容の記事をこちらにまとめておきました。

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併せて読むことで、この記事の内容もより、理解が深まり、自分の中に落とし込めるはずです。

ボリュームがあるので、この記事をまず、お気に入りやブックマークに追加してみてください。

興味のあるところ、必要だと感じるところからじっくり読んでみてください。


では、本題に入りますね。

天命を待つこと

天命を待つこと

「天命」とはどういう意味なのでしょうか?

それは「自分の内に秘められた、物事を成就させるべく働く力」という意味です。

「天命」は、「天」という漢字が使われているので、何となく天国とか、宇宙とか、どこか自分の外にあるものをイメージされるかもしれませんね。


でも、結局それは、自分の内にある神なのです。

なぜかというと、「神」がこの世にあるすべてのものを創造したからです。

私たち自身も、宇宙も・・・。

それでは、「天命を待つ」というのはどういうことなのでしょう?

次の章から詳しく解説していきます。

人事を尽くして天命を待つ

人事を尽くして天命を待つ

「人事を尽くして天命を待つ」という言葉を聞かれたことがあると思います。

これは中国の儒学者・胡寅(こいん)が詠んだもので、その意味は、「自分にできることはすべてやりきったから、あとは天命に任せる」ということです。

「天命」の意味を当てはめて訳し直すと「自分にできることはすべてやりきったから、あとは自分の内に秘められた、物事を成就させるために働く力に任せる」ということになりますね。

この言葉については、別記事でも詳しく解説しているので、ぜひ読んでみてください。

参考記事:
人事を尽くして天命を待つことが、引き寄せの法則の極意だった

やれることはすべてやって『委ねる』こと

やれることはすべてやって『委ねる』こと

さらに言い変えると、「自分にやれることはすべてやって、あとは自分の内の神に委ねる」ということです。

「ザ・シークレット」という本をご存知でしょうか?

私は、その中で紹介されている賢人の一人、ジョー・ヴィターレ博士の「引き寄せの法則」コースのプラクティショナーでもあるのですが、その中でもこれと同じことを言っています。

つまり、「自分のベストを尽くして、後は手放す」のが大切なのです。

何を手放すかというと、自分の夢が叶ってほしいとか、願望が実現してほしいという「期待」です。

なぜなら、それはすでに自分がベストを尽くしたことで、自分の内の神には伝わっているからです。

その上に期待してしまうと、逆に神を信じていないというエネルギーを伝えてしまいます。


『神に委ねる』という感覚が、日本人にとっては馴染みがあまりなく、理解しづらいところもあると思いますが、【スピこじ】編集長がこちらの記事でも詳しく解説しています。


参考記事:
引き寄せの法則の日本人が陥りやすい注意点とコツ【これさえ読めば解決】


参考記事:
カルマとサレンダーの理論 人間の意識の進化とカルマの燃焼 サレンダーと自我の消失

天命を知ること

天命を知ること

先に、天命とは「自分の内に秘められた、物事を成就させるべく働く力」というお話をしましたが、それでは、その力は何に対して働くのでしょうか?

この「何」に対して働くかを知ることにより、自分とは誰なのか、何がしたいのか、何ができるのかを知ることができます。

わかりやすい例を挙げますね。

例:
医者になるために難関の大学を受験した。

➡やるだけやったので後は天命に任せた。

➡そして無事に合格した。


では、天命は何に対して働いたのか?:
【大学受験合格】


自分とは誰なのか?
【医者を目指す大学生】


自分は何がしたいのか、何ができるのか?:
医者になって、一人でも多くの病気や怪我で苦しんでいる人を助けたい

医者になって、ガンの特効薬を開発したい

医者になって、海外の難民キャンプで治療を受けることができない人たちのボランティアをするなど。

ですので、「天命」を知ることは「自分」を知ることでもあるのです。

天命とは神(宇宙)の意志

天命とは神(宇宙)の意志

また、天命とは、自分の内の神(宇宙、真我、ハイヤーセルフ、潜在意識などとも呼べる)の意志でもあります

その意志はどうすればわかるかというと、自分が子供の頃、大きくなったら何になりたいと思っていたか、でわかります。

私たちは大人になるにつれ、子供の頃の自由だった心に、固定観念や思い込みをたくさんくっつけてきてしまい、小さい頃の夢など忘れてしまっていたり、頭から無理と決めつけてしまっています。

そして大人になった時には、すでに実現不可能な状態になってしまっているのです。

それでも、まだ諦めるのは早いですよ!

というのは、神様は、あなたが何歳であっても自分が好きなことやしたいことを仕事にしていくと決めた時に、力を貸してくれるからです。

なぜかというと、好きなことやしたいことをする時にこそ、社会に奉仕し、世界をより良くしていくエネルギーが最も込められるからです。

キリスト教の『神の愛』

キリスト教の『神の愛』

キリスト教では、「神が自分の姿に似せて人間を創造した」としています。

ですので、私たちは「神の子」ということになり、イエス・キリストは私たちの長兄ということになります。

つまり、私たちもイエス・キリスト同様、神だということです。

そしてキリスト教における「神の愛」とは、「私たちが人生において体験することすべてにおける祝福」とされています。

つまり、どんなことがあっても、「祝福して下さっているのだから大丈夫。なるようになる」と神を信用し、委ねることで、神の愛を受け取ることができるのです。

仏教の『縁起』

仏教の『縁起』

それでは、仏教ではどうなのでしょう?

仏教では、「縁起」という教えがあり、「宇宙のしくみであり真理」とされています。

この意味は、「すべてのものは他のものと関わり合って、互いに影響しながら存在している」ということで、裏を返せば、「ものはそれ自体では存在しない」ということになります。

例えば、花を咲かせようと思ったとき、まず種がなければ咲かせることはできません。

また、土や水や光や温度などもなければ、咲かせることはできません。

それに、花が咲かなければ、種を採ることもできませんよね。

そういう風に、すべてのものは、他のものと関わり合っているからこそ存在できるのですね。

人と人との「縁」も縁起の一つで、その繋がりが作用して、想定以上のことが起こる場合も多々あります。

顕在意識を駆使して行動することが人事を尽くすこと

顕在意識を駆使して行動することが人事を尽くすこと

「人事を尽くして天命を待つ」の「人事を尽くす」とはどういうことなのでしょうか?

まず、「人事」というのは、「人間の力でできること」を意味します。

また、尽くす」とは、「できる限りの力を出し切って、やれるだけやること」を意味します。


ですので、「人事を尽くす」には、計画が必要です。

計画を立てるには、まずゴールを定めることが大切ですよね。

そして、ゴールを達成するまでの期限を設けます。

それから全体の仕事の流れを決め、その量を日や週や月単位で割り振って、更に短い単位で期限を設けます。

後はひたすら、ゴールに向かって努力あるのみです。

つまり、顕在意識をフルに使って行動しなければならないのです。

そしてそれが、「人事を尽くす」の本当の意味だと思います。

潜在意識は見えないので『天命』のように働く

潜在意識は見えないので『天命』のように働く

それでは、顕在意識の一方で 潜在意識はどうなのでしょうか?

潜在意識は、顕在意識のように計画から行動に落とし込んで実践できるものではないので、どうやって使えばいいのでしょうか?

その答が、「人事を尽くして、天命を待つ」の「天命を待つ」に当たる部分です。

つまり、キリスト教で言う「神の愛」、仏教で言う「縁起」、または「自分の内に秘められた、物事を成就させるべく働く力」を信じ、委ね、静かな気持ちで結果を待つことなのです。


関連記事:
潜在意識で引き寄せる?まずは引き寄せの法則の真実を理解すること

自分が意識していないものは『天命』に見える

自分が意識していないものは『天命』に見える

潜在意識にはどんな働きがあるかというと、心臓を鼓動させたり、肺を酸素で膨らませたり萎ませたりして血液や器官に送ったり、その他さまざまなことがあります。

でもそれらに一貫しているのは、私たちはそれを意識してしているわけではないということです。

無意識のうちにやってますよね?

ですので、潜在意識は「無意識」とも言われます

そして、自分が意識していないものや意識できないものに対しては、それが目の前に来ると、自動的に「自分と縁があるもの」とか、「神様からのメッセージだ」と捉えます。

神頼みとの違い

神頼みとの違い

ここで一つ注意しておきたいことがあります。

「神様に任せて待つって、結局神頼みってことじゃないの?」と思われる人もいるかもしれませんね。

でも、「人事を尽くして天命を持つ」ということは、いくら神様に委ねるとはいえ、神頼みして願望を実現させてもらうということではありません

あくまでも願望を実現させるのは自分なのです。

前にもお話した通り、まず自分の顕在意識を駆使して、できる限りのことをすべてした上で、結果を期待せず、自分の内に在る神様に任せて待つということです。

この「スピこじ」の編集長も、「神頼み」と「祈り」の違いについて書いているので、もっと詳しく知りたい方は、ぜひ読んでみて下さいね!

参考記事:
祈りとはあなたの中の神(真我)に対して感謝すること カルマの解放によって創造の力を発揮する

自分自身を強く信じる者に神は手を差し伸べる

自分自身を強く信じる者に神は手を差し伸べる

願望を実現させるのは自分であるとお話させて頂きましたが、自分の内にいる神もまた手を差し伸べて助けてくれます。

達成したいゴールがあり、その時の明確なビジョンがあり、必ずそれを実現する!という強い決意と自分自身を信じる心があれば、自分の内にいる神と重なることができるのです。

その時にこそ、人は「神がかり」的な、それこそ魔法のような結果を起こすことができるのです。

天命を知り、天命を待つ生き方をしよう

天命を知り、天命を待つ生き方をしよう

これまで、私たちは自分の内に神を持つ存在であり、天命を知り、天命を待つ生き方をすることで、その神と重なることができるということをお話してきました。

そしてこのような生き方をすることは、キリスト教における「神の愛」に感謝して生きるということであり、仏教における「縁起」を大切にして生きるということでもあります。

自分を信じることは、自分の内の神を信じるということ。

自分を信じて、自分の内の神に力を貸してもらうことで、必ずあなたもゴールに辿りつけますよ!

まとめ

まとめ

今回は、「天命」という言葉の意味や、「天命」の神との繋がりについてお話してきました。

そして「人事を尽くして天命を待つ」という言葉には、顕在意識を使って行動する部分と、潜在意識に任せる部分があるということもお話しました。

また、どのように「天命」を活用すればいいのかや、「天命を待つ」ことと「神頼み」は違うということも解説してきました。

その中で、一番大切なことというのは、天命を知り、天命を待つ生き方をするということです。

そうすることで、自分の内の神と重なることができるので、社会に貢献し、この世をより良くしていくために最大限の力を発揮することができます。

この記事が、皆様の「天命」を知り、天命を待つ生き方をするヒントとなれば幸いです。



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スピリチュアル・カウンセラーとして12000名以上のクライアントと接してきた中で感じたことは、多くの方が「付け焼刃のスピリチュアリスト」、「フワキラ系のスピリチュアリスト」 の役に立たない情報の波に翻弄されてしまっている、ということでした。

悩みを解決するどころか逆に溺れてしまっている現状に、「本物のスピリチュアル」「役に立つスピリチュアル」を伝えていくべきとの考えから、サトリさんのブログでライターをさせて頂くことにしました。

一人でも多くの「スピリチュアル難民」が、自分の求める道を見つけることのできるような記事を提供していきたいと思っています。

話は逸れますが、私は幼少の頃から無類の本好きで、通学・通勤途中での信号待ちの数分間も、本を開いて読むというほどでした。

それは現在でも続いており、年に1度の里帰りの際には、日本語の本を60冊ほども買って来るほどです。

特に興味のある分野は、仕事でもあるスピリチュアル関係とアート関係、そして自己啓発関係、小説などです。

しかし、その60冊の中でも本当に読んで良かったと感動できる本は、1-2冊です。

残念ながらそのほとんどが、大切なお金を出して買ったこと、貴重な時間を使って読んだことを後悔するようなものなのです。

ベルギーに移住してから、自身のブログを立ち上げ、こちらでの生活について、スピリチュアルについて、アートについての情報を少しづつ発信してきたのですが、その際に色々な方のブログも見て回るようになりました。

しかし、ほとんどのスピリチュアル系、自己啓発系の方たちのブログの記事は、内容の薄いものであったり、「売りたい」エゴが先走ったものであったりと、心に響いてくるものがありませんでした。

そんな時目に留まったのが、唯一サトリさんのブログ「悟りの書 ~左脳系スピリチュアルのススメ~」だったのです。

読み応えたっぷりで、各記事で伝えたいことが最初から最後までブレていないので理解しやすく、私がクライアントに指導してきた「地に足のついたスピリチュアル」について書いておられることから、

「この人はすごい!」と、たちまちファンになってしまいました。

今まで読んできた本は何だったのか、と比較すらできないほど興味深い内容で、次から次へと記事を読みふけってしまいました。

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